「ただいま〜」
「おかえり〜、アスカ。 早かったわね」
「ん、ま〜ね。 ヒカリも何か用事があるって言うし」
「ふ〜ん。 シンちゃんは?」
「さぁ? 買い物じゃない?」
「あ、そ。 買い物、ね...」
「な、何よぉ...。 それはそうと、アンタ、なによそのカッコ。 ちょぉ〜〜〜っと
ホルスタインみたいに大っきいからってさ」
「あら〜、アスカぁ、なぁ〜に心配してるのかなぁ?」
「な、何よ心配って...」
「んふふ♪ 『この胸の谷間に抱きしめられたりしたらあたしのシンジがミサトに
靡いちゃうんじゃないかな?』な〜んて顔に書いてあるわよぉ」
「な! ななななななな何でそこでシンジが出てくんのよっ!!!!!」
「ま、心配しなくてもあたしはショタじゃないしぃ、シンちゃんだってあたしのこと
手のかかるおねーちゃんくらいにしか思ってないから大丈夫よン」
「だ〜か〜ら〜! なんでそこでアタシのシンジが出て来なきゃいけないのよっ!」
「んっふっふ〜♪ 『アタシの』、ね」
「ウグっ! げ、下僕よ、げ・ぼ・く! シンジなんてそれで充分よ!」
「ふ〜ん...。 下僕、ねぇ...。 い〜のかなぁ? そんなこと言ってて」
「何よぉ」
「最近さ、レイってばちょくちょく私服着てるでしょ? それもミニばっかり♪」
「そ、そういえばそうねぇ」
「学校のにしろプラグスーツにしろさ、ぜ〜んぜん制服以外着てるところ見ないから
一揃いあげようと思って準備したんだけどさ、最初は必要ないの一点張りだったん
だけどね〜、シンちゃんが喜ぶって言ったら喜んで受け取ったのよね〜」
「な...!」
「ま、あたしはその気もないからイイんだけどね〜、レイに取られちゃってもイイの
かな〜?」
「うぐぐぐぐぐぐぐ.....」
「ま、それはそうと着替えて来たら?」
「お、対抗してきたわね♪ しかも久々に超〜ミニじゃない♪」
「な、なによぉ。 たまたまよ、たまたま! 今日はこ〜ゆ〜気分だっただけ!
シンジのことなんて関係ないんだから! パンツばっかりで飽きただけよ!」
「ほ〜」
「な、なによ、その疑いのナマコは」
「『まなこ』、でしょ? ナマコじゃお酒のおつまみよン」
「うぐっ! ...と、ところでミサト、さっきから何食べてんの?」
「あ、知らない? フィンガービスケット。 結構イケるわよ。 どう?」
「ゐっ?!」
「なに怯えてんのよぉ」
「だ、だってぇ.....ミサトがイケるなんて...」
「あ・の・ね! い〜からとにかく食べてみなさいよ」
「.....う..........ん? .....普通の味だわ.....」
「普通の、って...アスカぁ...」
「だってぇ...。 ミサトがイケるなんて、この世のものとも思えない味かと思った
わよ」
「たはは...。 でもこれ、意外とウィスキーとかに合うのよン」
「は〜...。 そ〜ゆ〜こと...」
「あ、あはははは。 ところでアスカぁ」
「何?」
「シンちゃんのがこれくらいだったらどうする?」
「ブッ! けほっけほっ!」
「あ〜あ、もう、きったないわねぇ」
「い、いきなりなに言い出すのよぉ」
「心配?」
「だからな・に・が?!」
「心配しなくてもこんなに小さくはないって♪」
「ミ〜サ〜トぉ〜っ! あんたオヤジ入ってるわよ!」