【SS】 2015年的流行?

by 神宮寺








#01 少年的苦悩






「碇く...ん.......ど..う...か...し...?」





   ゴクリッ





「......き...奇麗だよ....綾波....」







ありがとう............

「.................」







「.................................」

「.................................」







「碇くんに....一番に見てもらいたかったの」







「あ...綾波...そっ...その.............







「.....なに?」







「そ、そう思ってくれるのは.....うっ...嬉しいんだけど....」







「....どうしたの、碇くん?」







「.....ひょっとして.....下 着.....」







着けてないわ」







どっ....どうして?」







「浴衣の下には何も着てはいけないって、葛城三佐注意されたの」







「....で、でも.....







「........変?」







「へっ...変じゃないけど....いや、変...だ....よ」







「どうして?」







「どうしてって...その....







「どうして?」





   ゴクリッ





「....あ、綾波.....









 そっ、その.....









 .......やっぱり









 ......何か










 .......着た方が











 ........いいと思うんだ





















 .....シ ー ス ル ー 浴 衣 の 下 に は 」















#02 続・少年的苦悩






「あ、綾波......その....










「私には.....何もないから....」










「........何もないからって......










 .....いや










 だからと言って....










 ......やっぱり










 変だと思うよ......










 .......シースルー浴衣の下に....




















 ......プ ラ グ ス ー ツ を 着 る の は 」










#03 続々・少年的苦悩






「....シースルー浴衣










 ........着方としては










 .........正しい










 ........思うけど.....










 ..........マニアックだと










 ........思うよ










 .......下 に......





















 ........ス ク ー ル 水 着 を 着 る の は 」











#04 続^3・少年的苦悩






「........あ、綾波










 ......プラグスーツよりは










 ........いいと、思うんだけど










 ..........やっぱり










 .......少し、変だよ










 ...........シースルー浴衣










 ...........下に
















 ..........ブ ル マ ー は 」










「.....そう」











「そうって.....その......











「.....どうして?」











   ゴクリッ











「........だって
















 ..........ハ ミ パ ン し て る し 」











「..........あっ、ありがとう











#05 続^4・少年的苦悩







「.......ありがとう.......感謝の言葉.......」










「あ、綾波.......」










「........なに?」










「その.....シースルー浴衣の下に.......着てるのは?」










「第3東京市々立第壱中学校の女子用制服」










「そ、そう.....」










「いつも、私はこれを着てるわ」










   ゴクリッ










「.......でも










 ..........僕は










 見たこと........ないよ........















 .........ブ ラ ウ ス だ け の 姿 は 」










#06 続^5・少年的苦悩






「さっきの.....










     格好と.....










 .........変らない気が










 ..........あっ




















 .........シ ャ ツ の あ わ せ が 左 前




















「 ...........碇 く ん の 匂 い が す る










#07 続^6・少年的苦悩






「........あ、綾波










 .............そ、その........










「碇くん、どうしたの?」










      ゴクリッ










「..........い、いくらなんでも......










 ......それは、服じゃないと思うよ.......」










「........でも、私にはもうこれくらいしか........」










「...........いくら










 ...........シースルー浴衣










 .......上に着てるからって...........










 .......絶対










 .......服じゃないと










 ............思うんだ










 ..........身体に










 ...........まいた




















........... 包 帯 は 」










#08 続^7・少年的苦悩






....逃げちゃ駄目だ....逃げちゃ駄目だ....逃げちゃ駄目だ....










「......碇くん?」










「取り敢えず.......服を買いに行こう......」










「......わかったわ」










「......だから










 .........止めてよ










 .........僕の目の前




















 ............着 が え る の 」










< 完 >




- Appendix - 観客的苦悩






「あぁ、シンちゃん....人が折角、お膳立てしてあげたのに....」

「......無様ね」

「けっ、バッカみたい」

.......不潔

「マヤ、そういう台詞は盗聴機を止めてから言いなさい」

「ねぇ、アスカ?」

「なによ、ヒカリ」

「二人とも、碇君の部屋にいるのよね」

「そうよ。据膳も食えない甲斐性なし馬鹿の部屋よ!」

「アスカ、きついって(^^;」

「なによ、ミサト。ホントの事じゃない」

「ホント、父親そっくりね」

「先輩、それ、どういうことです?」

どうして碇君の部屋に....










 .......あんなに




















 .....綾 波 さ ん の 着 替 え が あ る の ? 」










「.........えっ!? 」×4





< 完 >


 

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