「なぁなぁ、アレ、冬月研の碇さんじゃねぇ?」
「くぅ〜〜〜〜〜っ、相変わらず可愛いなぁ...。 にしても、何なんだ? アレ」
「ガマ.....ですよ、ねぇ...。」
「..........何故? どうしてガマなんだ?」
「腹の模様が無いけどな。 それに、何故にヘソ?」
「冬月研のネタって、無難に喫茶店だったよな?」
「なのに、どうして、ガマ?」
「..........さぁ」
「誰の趣味なんだ? 一体...」
「少なくとも冬月先生の趣味、ってことだけはないな」
「あんな困った顔してるってことは、ユイちゃんの趣味、でもないよなぁ」
「ど〜考えてもウェイトレスの方が似合うぞ」
「同感! 俺、それなら絶対入るぞ」
「俺もだ。 んで、もう終わりまで絶対出ねーの」
「それか! 客の回転が悪くなるのを予想して碇さんを外に出したんだ!」
「あ、ほら、また入った」
「あの娘ならどんな格好してても集客力抜群だよな」
「あぁ...。 お! 一人出てきたぞ」
「あ、背中に触った」
「ん? 何ビクってしてるんだ?」
「お、こっち来た」
「あ、今、なにビクってしてたの?」
「よく出来てるな、って触ってみたら.....つ、冷たかったんですぅ〜〜〜〜〜」
「.....言われてみれば、あの目といい、イボイボの感じといい、妙にリアル、
だよな...」
「.....あの冬月研、だよな.....」
「形而上生物学教室、とは名乗ってるけど、遺伝子操作から何から、生物学に
関係するとみればどんな研究でもやってるよな」
「確か、大規模な培養槽も持ってるぞ」
「院生には変人も多いよな.....」
「あのお堅い先生の所に何故、って気もするが.....」
「.....まさか.....アレ......ホンモノを遺伝子操作した.....?」
「..........あの人なら、やりかねん.....」
「あの人って、あのドクターコースの、か...?」
「そういえば、碇さん、10歳も年上の男と付き合ってるって噂、あったよな(T^T)」
「で、嫉妬に狂って、ってか?」
「「「「「.....やりかねん」」」」」
「.....ってことは、もしかして、ユイちゃん、喰われてる.....?」
「こうしちゃおれんっ!」
「「「「こら!」」」」
ずべしゃ!
「な、何すんだよ」
「抜け駆けは許さん」
「それに碇さんの表情を見ろ。 困った顔はしてるが喰われてるって感じじゃ
ないだろ」
「う.....確かに.....」
「でもよ、あの下、どうしてるんだろ?」
「ジャージとか」
「下着かな?」
「順当に水着だろ」
「ビキニとか?」
「スクール水着だったりして」
「おい、そりゃマニアックだぞ」
「消化されてたりして」
「..........何も着てない、ってか?」
「「「「「おぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」」」」」
「もう...。 さっきからあの人たち、なにやってるのかしら。
.....それにしても、これ、もうちょっと何とかならないのかしら?
普通の着ぐるみみたいに暑くないのはいいんだけど...。 何だかヌメヌメして
全身舐め回されてるみたい...。 化工研ももうちょっと頑張ってくれればよかった
のに。 熱交換ゲル、これじゃ会社に売り込むのはまだ無理ね。 下、ビキニに
したの、失敗だったわ...。 はぁ、早くあがってシャワー浴びたい...」
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