は・な・ぢ


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「あら? レイ、来てたんだ。 ...どうしたのよ? で。 シンちゃんは?」



「碇くん.....何も、してくれなかった...」



「...そのカッコで迫ったの?(^^;」



「..........」(コクリ)


憂いを含んだレイ




「う〜〜〜ん(^^;、それで浮かない顔してたんだ。 あ、リツコ、入った入った♪」



「じゃ、お邪魔するわね。 ...ね、レイ。 確かにそんな格好で迫れば喜んで
 襲ってくる男の子は多いと思うけど、シンジちゃんには逆効果だと思うわよ」



「ま、なんだかんだ言って晩生だからね〜。 見えそうで見えないとかぁ、
 見えなさそうで見えるってのがよさようよね〜。 ...ところでリツコぉ、あんた、
 いつのまに『シンジちゃん』なんて...」



「昔の呼び方に戻しただけよ。 あの子は忘れてるかもしれないけどね」



「...昔って、いつよ?」



「あの子が...そうね...2歳の頃ね。 受験勉強、ユイさんに教えてもらったり
 してたから...」



「ふ〜ん...。 で、『シンジちゃん』、か...。 あ、そういえばあんた、
 最近あんまり煙草吸ってないわね」



「一本も吸ってないわよ。 もう、必要無いもの」



「へ〜。 あんなヘビースモーカーだったのにねぇ」



「ま、いろいろあって吸うようになってはいたんだけど、意識的に本数増やした
 のはシンジちゃんがこっちに来る事に決まってからね」



「あ、そういえばそうよね。 なんで?」



「だって...。 あの子が側にいるともう可愛くって可愛くって、抱きしめたく
 なってしまうもの。 でも...そんなことして昔のこと思い出させたりしたら...」



「シンちゃんの精神が壊れてしまう可能性があった、か...」



「えぇ。 シンジちゃんは煙草の臭い、大嫌いだから...あの子が自分から側に
 来ようとしないように、一生懸命本数増やしてたら...いつの間にか本物の
 ヘビースモーカーよ(--;」



「あ、あははははは(^^;」



「でも.....もう、煙草の臭いも抜けたわ。 これで.....心置きなく.....」



「..........」(じいぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜っ!)



「あの...リツコリツコ(^^;」



「何?」



「あのさ、さっきからレイが睨んでるわよ



「あぁ...。 レイ、心配ないわよ。 シンジちゃんを男性としてどうこうしよう
 なんて考えてないから♪」



「ちょっとぉ、その『♪』はなによ、『♪』は」



「うふふふふ♪ あと2年もしたら背とかも追い越されちゃって抱きしめてあげられ
 なくなっちゃうでしょうけど、今ならまだ抱き上げるのは無理でも抱きしめてあげる
 のは充分できるわ♪ あぁ...た・の・し・み♪」



「ちょっとぉ、いいかげん正気に戻りなさいってば(^^; それにさ、まだ帰ってないから
 いいようなもんだけどぉ、アスカが聞いてもヤバいわよ



「あ、ご、ごめんなさい(^^;。 ...ところでレイ、シンジちゃんは?」



「..........」(じいぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜っ!)



「.....レ・イ!」



「.....私の体を見たら.....急に鼻を押さえて...上を向いて、奥に...」



「はは〜〜〜ん...。 あ、あの廊下...。 やっぱりぃ。 鼻血、ね」



「カーペットに落としてないのはさすがね。 主夫の本能、かしら?」(じろり)



「あ、あははははは(^^;」



「さて、と。 シンジちゃんがそんな状態だと、食事の準備、どうせまだよね。
 なら、せっかく来たんだし、今日は私が作るわ」



「え? リツコが?!」



「...何驚いてるのよ? うふふ、久しぶりにユイさん直伝の料理でも作ろうかしら♪
 シンジちゃん、喜んでくれるかしらね...」



「あらぁ、いいわよぉ。 あたしが作るから♪」



「「駄目!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」



「何よぉ、レイまでぇ...」



「ようやく平和になったのに、いまさらシンジちゃんを生命の危険に晒す訳には
 いかないわ!」



「わ、わかったわよぉ...。 全く、もう...。 ところで、『ユイさん直伝』って...」



「ユイさんに習ってたの、受験勉強だけじゃないのよ。 ...ほら、母さんがああいう
 人だったでしょ? お料理だけじゃなくてね、洗濯も、掃除も、家事全般、みんな
 おばあちゃんとユイさんに習ったのよ」



「ふ〜〜〜ん.....」



「..........」(じいぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜っ!)



「うふふ♪ レイにも教えてあげるわよ♪」



..........お願い、します.....(ぽぽぽっ)



「あら、なかなかいいお肉があるわね。 今日のメインディッシュは肉料理ね♪」



「.....お肉.....食べるものじゃ、ない...」



レ・イ! 好き嫌いは駄目よぉ」



「そうよ。 偏食は良くないわね」



「偏食して...ないもの...。 蛋白源、大豆があるから...」



そういう問題じゃないわ!



「そうそう。 シンちゃん、お肉好きなんだけどな〜」



「..........」(ぴくっ!)



「シンちゃんにお肉食べさせてあげないのもかわいそうよね〜」



「シンジちゃんと同じものが食べられないのも、淋しいでしょうね」



「..........」(ぴくぴくっ!)



「そ・れ・にぃ...。 偏食してると、丈夫な赤ちゃん、産めないわよ!」(ニヤリ)



「うふふ♪ シンジちゃんの赤ちゃん、産みたくないの?」



.....私が.....碇くんの、赤ちゃん.....(ぽぽぽぽぽっ!)



「あなたも随分色っぽい体になってきたけど、あとひと押しにはバランスの取れた
 食事がいいと思うわよ。 作者みたいな肉食獣は論外ね」



「そ、そこまで言う?(^^; ...っと、レイ、今でもシンちゃんが鼻血吹いて逃げ
 ちゃうくらいなんかららさ、あとひと押しで我慢できなくなって...ムフフ♪



「そうね...。 あの子、見た目は完全に母親似だけど、性格とか好みはびっくり
 するくらい父親似だもの。 それに.....シンジちゃんの赤ちゃんを産むという
 事は、その前に..........」(ちらり)



「..........!!!!!!!!!!」


レイ、鼻血たら〜り




「あらあらあら。 レイまで鼻血?(^^;」



「ここ、フローリングでよかったわね。 カーペットのところだったらシンジちゃん、
 がっくりしたでしょうねぇ(^^;」



ね、リツコリツコ



「何?」



シンちゃんの好みが司令と同じで...ってことは、なんか、司令がレイに手を出してる
 とも取れる気がするんだけど?



気のせいよ。 第一、もし司令がレイに手を出したりしてたら、私たちどころか、
 シンジちゃんだってとっくの昔に存在してないわよ。 レイの力、甘く見ては
 いけないわ」



「あ、あははははははははは(^^;;;;;;;;;;」



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