「…ふえっ…ごめんなさぁい…」
「シーノが…言ったんです…だから、みるくちゃんのコト、先生に言わないで下さぁい…えぐ…えぐっ…」
「おいおい…そんな、泣くなって! 別に、怒ってるわけじゃなくて…なんだ…な、先輩として、さ」
 シーノ達の前で、背の高い金髪の先輩が、困ったように微笑んだ。

 もう少しで、”えっち”しそうになっていた、シーノとみるく。
 それを見て慌ててフェンスを飛び越えて来たのは、高等部の大きな先輩だった。
 先輩は二人をつまみ上げて小脇に抱えると、フェンスを回って高等部の敷地に入り、このバレー部室まで連れてきたのであった。

「俺はエレン。高等部の、3年生だ。一番のお姉さんだな。お前達は?」
「4年びー組の、シーノ、ひっく、林堂=ファーナフィー…です…」
「同じクラスの…森脇…みるくです…」
「なんだ、4年生か…そりゃあちょっと早いかなあ…mmm…微妙なトコだけど…」
 エレン先輩は二人の頭をぽんぽんと叩くと、そのバレーボールより大きな胸を、ギュッと押しつけた。
 ふんわりと暖かく、柔らかな胸に包まれて、二人は思わず泣くのも忘れてしまう。
「いいかあ、別に、悪いことしてたから、怒ってるわけじゃないんだ。ただfuck…あいや、えっち…かな? それは焦っても良くないもんだから、な」
「そう…なんですか…?」
 シーノは、胸から頬をずらすことがもったいなくて、少しだけ顔を上げると、エレン先輩に尋ねた。
「ああ。お前達はまだ、体が育ってる途中だから。そのうちできるようになるけど、無理すれば、ケガをしちゃうかも知れない。みるくが、痛がってただろ?」
 二人はこくりとうなずく。
「Well、だからな、無理はしちゃダメだ。それに、あんな所で色々してたら、バイ菌が入りかねないし……。えっちできるか試したくなったら、先生や先輩に相談して、するんだ。Are you Okay?」
『は、はい!』
 二人は声を揃えて元気良く返事をした。


「ん〜…」
 エレン先輩が、うなっている。
 二人は先輩の膝に座って、10分ほど、体のことやえっちのコトについて色々尋ねていた。
 漫画だけじゃ分からないコトとか、ちょっと楽しい話とか、聞かせてもらっていたのだが……
「やっぱり、精通できるかどうかくらいは、試しとくか?」
「え…?」
「ふぇえ?」
 すぐにはそのイミを理解できなかったが、何かを予感して、シーノはみるく共々頬を染めた。
「せんぱい…それって…」
「ああ。俺となら、fuck…でなくて…えっち…できるから、な。まだ精液出るかどうか分からないけど…」
 エレン先輩は二人を抱きしめるようにして、ささやく。
「このまんまじゃドキドキもやもやして、家に帰っても落ち着かないだろ? それに、最初に失敗したりすると、後に響くって言うしな。どうせなら、いい思い出にしとこーぜ♪」
「は、はい!」
 シーノは思わず即答してしまい、気まずくなって、みるくの顔を見た。
 けれどみるくも一呼吸置いて、シーノと目を合わせながら、はい、と呟いていた。


「Yep、ここが、日本語でゆーと”おまんこ”だな。お前達よりは、結構おっきくなってるだろ?」
 はい…という返事も掠れて、声にならない。シーノとみるくはバレー部室に敷いたマットレスの上で、エレン先輩の股間を凝視していた。
 大人だからか、やっぱり金色のキレイな毛が少し生えている。おちんちんはびっくりするほど大きい。シーノやみるくの2倍近くあるんじゃないかと思った。おちんちんの根本からつながる女の子の部分は、みるくみたいにやっぱり一筋だけれど、下の方がちょっとピンク色に開いている。
「このくらいなら、な。ちんちん入れても全然平気だし、ケガすることもないってわけだ。よし、やってみるか」
 エレン先輩はにっこりと笑うと、二人にマットの上で横になるように指示した。
 シーノもみるくも、言われたとおりにする。また、胸がどきどき。さっき何かが起きかけたシーノのペニスは、熱く、重く、”ぼっき”している。
「ま、シーノからにしとくか。みるく、少し待っててな。あ、俺の体、触ったりしててもいいから」
「は、はい…」
 みるくは小さな声で返事をすると、おずおずと手を伸ばし、エレン先輩のお尻やふとももに触れ始めていた。
 エレン先輩はみるくの手を受け入れながら、シーノにまたがり、肉付きが良く美しい体を押しつけた。
「胸とか、触ってていいからな。キライじゃないだろ?」
「…っは…はいぃ…」
 シーノは荒い息で答えると、自分の目の前に迫った巨大な球形の胸に指を突き立てた。
 むにゅうううう、っと、一気にシーノの小さな手が全部飲み込まれてしまう。柔らかなマシュマロの海に、手を差し入れてしまったかのようだ。肌がしっとりと指に吸い付く。そしてある程度奥まで指が入ると、優しい弾力が指を押し返す。
「どうだ?」
「とっても…すごいです…」
 みるくより…とはさすがに言えなくて、シーノは無言で胸を揉み続けた。もともと大きなおっぱいが気になっていたシーノにとっては、まさに夢のような状況だ。
「じゃあ、入れるぞ。ゆっくり…ほーら…今、先っぽがおまんこの中だ…」
 エレン先輩の手がシーノのペニスに添えられたかと思うと、上から柔らかい肉が、じゅわりと亀頭に吸い付いてきた。みるくのおまんこと同じ、ヌルヌルと濡れた感触。けれどそれが、広がるように、包むように、シーノのペニスを少しずつ覆っていく。
「は…入るって…こ…こんな……」
「んっ…Ah…そうだ…不思議な感じだろ…?」
 エレン先輩は気持ちよさそうに目を細めながら、少しずつ少しずつ、大きなお尻をシーノの上に降ろしていった。
 生まれて初めて味わう細やかな肉粒の感触が、シーノの全神経をペニスに集中させる。エレン先輩の入り口がキュッキュっと締まって、さらにペニスを飲み込む。
 やがてシーノのペニスは全ておまんこの中に入り、先輩の柔らかい陰毛の感触が、無毛の恥丘をくすぐった。
「ぁ…う…かはぅ…っ…せんぱぁ…い……シーノの…シーノのおちんちん…溶けちゃう……」
「Hehe...いいだろ…? エッチって…すっごく気持ちいいことだから…仲良く、楽しく、勉強してくんだゾ…♪」
 先輩は優しくシーノにキスをすると、その豊かで丸いお尻を、リズミカルに上下させ始めた。
「ひゃはうっ…! せんぱっ…あああああ…ひゃああああっ!!?」
 エレン先輩の柔らかい内部が、シーノのペニスを擦り立てる。入って、出て、入って、出て、温かい液体がどんどんシーノの股間を濡らして、『あの』感覚が、また腰の奥からこみ上げてくる。
「どうだ…っあ…何か…来そうか…?」
「はひっ…穴と…おちんちん…がくがくってして…あ…? あ…ああああああ!?」
 シーノは痙攣する体に驚きつつ、快楽の叫びを上げた。
「シーノ、何か…来るのっ…シーノの…ちんちんっ…熱いっ…きゃふぁぁぁぁぁっ!!」
 弾けるように腰が跳ねたかと思うと、熱い、熱い奔流が、一気にシーノの下半身を駆け抜けた。ペニスが脈打つ度に、おまんこと肛門が激しく収縮して、背骨を貫くような快感が走り抜ける。
「これ…ひゃあっ…せ…いつう…!?」
「YES!! 良く出した! おー、元気いいぞぉ! たくさん出てる…熱いぜえ…そうだ…気持ちいいだろ…もっとだしな…!」
 エレン先輩も濡れた声で叫びながら、小刻みに腰を動かしていた。
 シーノの中からは次々と熱い粘液が飛び出して、先輩のおっきなお尻の中に飲み込まれていく。
 やがて波は小刻みになり…ペニスが収縮しても液が出なくなって……最後に大きな一撃ちと快感だけを残して、収まった。
「はぁ…ぁ…はぁ…ひゃぁ…はぁ…」
 ほとんど放心状態のシーノを、エレン先輩は優しく抱き締めた。
「よし、がんばったな。Congratulation、とりあえず男の子の方は一人前だ♪」
 しばし抱きしめられていたシーノは、そのままぼんやりと、天井を見ていた。
 先輩が離れていく感触が惜しくて、しがみつこうとしたけれど、全身に力が入らない。
 仕方なく自分でおちんちんをいじって……どれくらいそうしていたか……
「ようし、みるく! お前も出せたな……♪」
 先輩の嬉しそうな声と、みるくの甘い声が聞こえて、シーノはようやく半身を起こした。


***


「さて、あとは気を付けて。しっかり帰るんだぞ。えっと…寮じゃなくて、家か?」
「はい!」
「シーちゃんち、お向かいさんです」
 ティッシュで下半身をしっかり拭いて、服を着直した二人は、バレー部の部室から送り出されようとしていた。
「先輩、あの、ありがとう…ございました!」
 シーノは帽子を取って、ペコリとおじぎをした。みるくもそれに習って、頭を下げる。
「うんうん。二人とも、精通はしたけど、まだお互いのおまんこに入れるのは難しいと思うから、ムリするなよ。我慢できない時は、手でしごくか、あー…まあ、舐めたり、胸に押しつけたりして、な。おまんこに入れたくて我慢できなくなったら、俺んトコに来れば、何時でもfuckしてやっから…さ」
『は…は、ははいっ!』
 二人は顔を見合わせて目を輝かせた後、飛び上がるように返事をした。


 家路に向かう市内電車の中、二人は手をつないで、まだちょっとどきどきしている胸を確かめ合っていた。
 シーノもみるくも、おおきくなったらもっともっと仲良くして……

 それに、後輩には優しくしてあげるんだ、と、シーノは胸に誓うのだった。

(おしまい)

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