その時にはもう、ボクのパーティー好きな浮かれ気分も、ほとんど吹っ飛んでいた。
ボクとゆーのは、ボク松坂にーなのコト。
で、なぜパーティーの楽しさも味わえないのかと言うと………
発情してしまいそうなのだ。
ねこうし獣人であるボクは、発情期のある動物と年中発情してる人間両方の特徴を持つせいか……時々急に、発情してしまうのだ。
それにしたって、こんなキレイな人に着替えを手伝ってもらってる時に……である。
「松坂さん、どうしたの?」
ボクの背後に立って、上着を着るのを助けているブリタニー部長が言う。
ここはパーティー会場の1階にある部屋。扉で仕切られて、着替えや控え室に使われているらしい。ボクはブリタニー部長、烈先輩はベティちゃんと、それぞれクラスメイトを入れ替えた形で、着替えをしてもらっているのだ。
「にゃ、にゃんでもナイです」
ボクは慌てて首を振った。
全然なんでもありません。
だって…アイドルグループ・セラフィト=セラフィタのボクが……時々発情しちゃうなんて…メンバーしか知らない秘密なんだから!
「そう、ならいいの。はい……これで、OK」
「ふにゃ…ありがと……にゃ? にゃにゃ!?」
ブリタニー部長が着せ終えてくれたOTCユニフォームを見下ろして、ボクは耳を尖らせた。
あの、布が足りてませんよっ!?
確かにボクの胸は大きい。自分で言うのもなんだけど、たぷんたぷんのぷるんぷるん、特注の服じゃなければ入らないサイズ。だからって…
「先輩、こ、これじゃおっぱいが丸見えにゃ……」
胸が無い人用のサイズなのか……ボクが着ると、ただ胸の谷間に布を挟んでるだけ。乳首も何もかも丸見えになってしまう。
「あれ…ちょっと間違えたみたい…Sorry」
ぜ、全然ちょっとじゃありません!
「大丈夫、松坂さんの胸はキュートだから、見せても恥ずかしくないわ」
キレイな顔でにこにこ笑いつつ何をゆーかなこの人は!
ボクはなんとか乳首だけでも隠そうと、布地を伸ばしたりしたが……
これがいけなかった。
大きな胸に食い込むコスチューム…それを揺らしてしまうと、胸全体に柔らかい快感が走る。気持ちよさが下半身まで稲妻みたいに下って、反響して胸に返ってくる。
「く…ふぁ…」
発情寸前だったボクは、自分で胸に与えてしまった刺激の強さに、思わず声を出してしまった。
今ので……濡れてしまったかも知れない。
「やっぱり…Are you OK? ほら、ここも…充血して…」
ブリタニー部長の華奢な指が、さわさわとボクの乳首を撫でた。
「ふにゃあっ…!!」
そ、そこはいけません!
ボクの乳首はその刺激でぷっくりと励起していく。
「あら…形も変わって…」
「にゃ、あぅ、ダメ、ダメにゃのぅ…先輩…ダメっ…」
牛獣人の遺伝だから仕方ないけど……乳輪が大きめなのを、ボクはもともと気にしてるのだ。
発情してる所に、美人な先輩の指…という刺激をいただいてしまった乳首は、どんどん立っていく。全体がぷっくり厚みを増して、先っぽが膨らむ。これじゃ…ほとんど…いや、その……
「フフ、勃起してるみたい…ね」
そ、そんな、考えるのも恥ずかしいコト、言わにゃいで〜!!
乳首の先に、きゅううっと重みが集まっていく。むずがゆいような、放出を催促する痛み。
ダメ、ダメダメ、それだけは……出しちゃダメ!
でも、胸の高まりを抑えようとすればするほど、発情は進んでいく。もう下着はヌルヌルで、お尻の布地まで透けてしまうかも知れない。おちんちんも勃起100%、隠していないとスカートを振り切っておへそまで反り返ってしまいそうだ。
「さ、行きましょうか。松坂さんの可愛いところ、みんなに見てもらわないと」
「ふにゃにゃ!?」
ボクの乳首を触れるか触れないかで刺激し続けながら、ブリタニー部長が囁いた。
ここに至ってボクはよーやく気づいた。
このパーティー、何かボクらに恥ずかしいことをさせるための陰謀だったニャ!!
「フフフ、ごめんね。さっきのシャンパンに…獣人さんが発情する薬、入れちゃった」
ボクを強引にパーティー会場に押し出しながら、ブリタニー先輩が告白する。
「うにゃ!? ひ、ヒドイにゃ〜!!」
ボクの抗議は、バンと開かれた扉の向こう、パーティー会場の光景で遮られた。
そこでは…同じOTC衣装の烈先輩が、ベティちゃん達のちんちんをくわえていた。
「れ、烈センパイ……」
ボクが呆然とつぶやくと、烈先輩は涙目でこちらを見上げて、全身を震わせながら目をそらした。
恥ずかしがってる……それに多分……悦んでる。
周りのみんなはいやらしく潤んだ青い瞳で烈先輩を見ていたが、その半分以上の視線が、ボクに向けられる。
ボクの、発情してる体に。
「OTCパーティーによーこそ、松坂さん♪」
ボクを背後から抱くブリタニー部長が、ボクの両乳首を強くつまみあげた。
「んにっ…にゃうああああああっ!!!」
手で抑えようとしても、無駄だった。
勃起したボクの乳首から、真っ白な母乳が噴出した。幾筋も放物線を描いて、キラキラと照明に光りながら、ボクのミルクが会場のみんなに降り注いでいく。
おおー、とか、ああ〜、とか、日本語や英語の歓声が一気に沸きあがった。
「ダメ…らめにゃっ…おっぱい…ダメにゃのっ…」
搾乳の快感に、ボクは言葉で抵抗する。
普通、おっぱいを搾られてもこんなには気持ちよくないらしい。それにそもそも、妊娠したことないのにミルクなんて出ない。
でもボクは、ねこうし獣人の特殊体質なのだ。しかもエッチなフタナリの体。
ずっと我慢してたおしっこを出す時に似た…でもそれよりずっと甘い、放出の快感。おっぱい全体を揉まれるような緩やかな熱。そして乳首が感じる、射精のように強く断続的な射乳感。
気持ちいい。発情したボクには気持ちよすぎる。
「Oh、とっても綺麗なミルクね…さ、みんなで味わいましょ」
ブリタニー部長の指使いは、どこで覚えたのかというほど巧かった。強く、でも痛みはなく、ボクの爆乳の中からリズミカルにミルクを搾り出していく。
そしてそれを、OTCのみんながグラスで受け取り始めた。
「ひゃううっ…そんなのダメ…みんな飲まニャいで〜!!」
パーティー会場で 搾乳されて、みんなに母乳を飲まれちゃうなんて…恥ずかしすぎる。
恥ずかしすぎるけど、ボクの体は喜んでる。どんどんどんどん、熱いミルクを胸に溜め込んでる。
「うぁう…気持ちいいよお…おっぱい…気持ちいいっ…」
一度も触っていない僕のおちんちんが、明らかに射精を催促して震えていた。母乳は搾られまくっても、こちらのミルクは溜まるばかりだったのだ。
みんながグラスを口にして、烈先輩も無理やりボクの母乳を含まされていた。褐色の喉を、飲みきれなかったミルクが幾筋も滴る。ブリタニー先輩が右乳首を直接しゃぶって、ミルクを飲み干していく。
「もぉ…ダメっ……出る! でりゅううううう!!!」
腰がガクガク震えて、尻尾が痙攣する。
ボクはスカートを抑えることも忘れて、射精した。3つめのミルクを、可愛いOTCの同級生達にぶちまけた。
触ってもいないのに、射精の快感が深い。ペニスが脈動する度に、精巣の奥の方までくじられて、精子がくみ上げられていく。気持ちいい…気持ちいいよおおっ!!!
射精と射乳の快感で霞んだ視界の中、白く彩られたチアリーダー達が、動いた。
人波の間を一直線に歩く、赤い服…縦巻いた金髪。
「ちはやちゃん……」
ついに、綾藤ちはやが……来た。